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2009 01,05 22:24 |
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「――有馬先輩、」
はぁぁーッと酒臭い溜息をついて、後輩はのたまった。 「――なんで、男と女なんでしょうね??」 1月4日、地元新潟、高校の部活の同窓新年会、2次会のときである。 1次会ではツッコミ役の大先輩がいたので安心してロリコンでエロ親父トークしかしないお馬鹿な先輩の立ち位置に甘んじてあぐらをかいていたのだが、2次会では自分ともうひとり同級生を除いて全員年下だったし、そろそろ普通のテンションで語りでもしようかと思っていた矢先だった。まず問いが何だかよくわからなかったのでもうちょっと詳しく言ってくれないか? と話し合って、問いを「なぜこの世の中には(男からみて)女がいるのか」ということにした。自分もそこらへんは苦い思い出があるし、訊いてきた後輩の方はもっと修羅場を経験していると知ったのは後になってからだった。ビールとカルーアミルクと抹茶ミルクと黒酢蜂蜜サワーが全身に巡って頭が朦朧としている中、我が煩悩は考えついたことを何も考えずそのままダダ漏れし始めた。 「ちょっと本筋の離れた所から話し始めて申し訳ないんだけど……東大の教授に上野千鶴子って人がいるのは知ってる? あ、知らないか……フェミニズム論者なんだけど……で、その人が『私のメタ社会学』っていう論文を書いてて、その中で情報に関する彼女なりの定義をしているんだ…… 情報ってのはノイズ、雑音の別名であって、あれ? って興味を持つものこそ情報だといえるんだそうで…… そのノイズをうちらが受けとるにあたって、2つの領域が関係してくるんだとさ…… ひとつは自明性の領域っていって、自分にとって当たり前すぎて感知できない領域。 もうひとつは異質性、エイリアンの領域ってやつで自明性の領域の対岸、反対側にあって、今度は自分にとってあまりにも関係なさ過ぎたり遠すぎたりして感知できない領域。 その2つの領域が被っている曖昧な部分こそが情報として成っているそうな。 でもって、自分が学んだり成長したりするためには情報を受信する必要があるわけだけども、自分に出来るのはまず、自明性の領域を自己克服によって削減することで、情報の部分を多くすることが出来るわけ。他方で異質性の領域に対して自分の受容性を拡大することで同じように情報を多くできるけど、成長や学びのきっかけとなるような、自分にとってのいわゆるパラダイム転換みたいなものってのは基本的に異質性の領域から突然やって来るわけですよ。 そうすると、最終的にはそういった成長のきっかけってのは自己の内部からではなく、外部から起こることになる。 人間ってのがなぜ男と女の2種類居るのか、ってことは、お互いがお互いを成長させるためのきっかけになるからじゃないのかな? どちらにとっても、同じように言葉を喋り、考える。でも別の生物。この存在が、結局互いにとっての『外部』として機能するんじゃない? そうすると、何故この世に(男からみて)女がいるか、何故(女からみて)男がいるか、という問いには、男を成長させるために女はいるし、女が成長するために男がいる、って考えられるんじゃないかな? ま、知らんけどさ。 ……っつってもこんな疑問を振ってくるってことはあれだ、あれだったんだよな? だよな? てか、こんな戯れ言に付き合わせてごめんね? それにしても女なんてわかんねーよなー」 「ですよねー」 だっはっはっは(゚∀゚)はっはっはっは 確かこんな感じな、どーしようもないぐだぐだトークをしていた気がする。 そして翌日(今日)、朝日新聞9面。 「クロストーク 桐生夏生(作家)×福岡伸一(分子生物学者) 『なぜ男と女がいるのでしょう』」 ( Д ) ゚ ゚ ( Д ) ゚~ ゚~ _, ._ (;゚ Д゚)!? タイミング良すぎるwwwwwww そして当然、話してることの次元が違いすぎて、朝飯をもぐもぐしていた口が沈黙orz あと、今になって飲み会の会話内容を思い出して書いてみると、いかにしょーもない事を考えているかがわかってorz (以上、近況報告) あけましておめでとうございます。 八王子で普通に暮らしていたら、突然中学校時代に仲の良かった女の子の訃報を受けとって「信じられない……なんでだよ……畜生」とか半泣きして呟きながら葬式に出席するため新幹線に乗った夢が初夢でした。 ……今年も宜しくお願いします。 PR |
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コメント |
『夢かよ!』
【2009/01/0610:49】||tkz-#2a13426ea4[ 編集する? ]
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『夢だよ!』
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私のいないトコでそんなコトになってたんですね。。。(二次会のこと)
【2009/01/1001:31】||水無月時雨#554f4ca202[ 編集する? ]
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