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2006 09,21 07:01 |
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毎朝いつも予備校には越後線を使っていて、さらに駅までは自転車に乗る。
駅の自転車置き場には「新潟市」の腕章を付けたおじさんが自転車をきれいに整理していて、近くを通る学生もサラリーマンも彼への挨拶を欠かさない。彼が来てから駅の自転車置き場の無法地帯ぶりは解消され、今やなくてはならない存在である。 「おはよーございます」 「おお、おはよう」 笑顔で挨拶を交わし合い、自転車を止めながらしばし雑談。普段からあまり会話のない自分にとって、大事な話し相手だ。彼の色素の薄い瞳はとてもキレイで、光って見える。何か恥ずかしい表現ではあるけど。 んでもって「いってきます」「いってらっしゃい」で自分は駅に向かう。 殺伐とした人間関係がどうのこうのと叫ばれるが、少なくともここは大丈夫なんじゃないかと思う。毎朝が楽しみだし。 しかし そのおよそ40秒後の自分ははっきり言って超現代的に暴走している。頭は罵詈雑言が駆けめぐる。電車に乗り遅れそうになって、3人がすれ違う程度の狭苦しい通路で前からは高校生が押し寄せ、自分の前にはのたらのたら歩く女性が!人並みのお陰で追い越せないし、前の奴はちっとも急ぐ気ないし!おいあんたどっか身体悪いのか障害抱えてんのか妊娠してんのか一見してどれでもないだろうがちっとは急げちんたら歩くんじゃねえ乗り遅れるだろまさか俺の邪魔してんのか早くしろ殺すぞてめえ 拳を振り上げた自分がいた。 まさか振り下ろしはしなかったが、自分にしては珍しく幼稚な感情だった。電車には乗ったが、暴れ回る感情は暫く収まらなかった。 それから少し経つと、自己嫌悪が押し寄せる。 PR |
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